どうも。オーストラリア在住のなおきです。
僕は東京に住みたくありません。この気持ちはオーストラリア永住を決断した大きな理由の1つでもあります。
僕は札幌出身で大学まで札幌で過ごしましたが、就活をして働くなら東京だ。という気持ちが昔からありました。その理由としては
・たくさんの友人が東京の大学に行き、東京で働いていたこと。
・札幌には大きな企業は少なく、東京本社の支店が札幌にあるケースが多いから有名な企業を受ける場合、東京で就活しなくてはいけなかったこと。
・そもそも札幌を出たかったこと。札幌を出て新卒として就活する場合東京での就職活動がメインになること。
昔は飲み会や人が多くて賑やかで華やかなところが好きだったので憧れもありましたが、いろいろなことを経験していく中で東京に暮らすという選択肢は消えて行きました。その結果僕はオーストラリアに永住するという考えに至りました。一応別記事でまとめています。
大好きな日本を出てまで海外に永住しようと思った理由 - 広い世界を見るのだ。
僕は決して東京が嫌いなわけではありません。たくさんの友人が住んでいるので何度も遊びに行ったことはありますし、活気が溢れて色んなイベントがあり、人と物に溢れていて、とても楽しい場所だと思っています。
しかしあそこの土地に住みたいと思ったことはありません。
人に余裕がない
日本の労働環境で、毎日満員電車に揺られれば当たり前なのかもしれません。
ですが、やはり地方から出てきたものから見たその光景はみんな余裕がないな。って感じます。
周りに気配りもせず、譲り合うこともなく、ぶつかれば舌打ちをし、乗り換えで急いでるのかすごい歩くの早いし、道がわからなくて尋ねても、すごい無視されるし。もちろん、中には助けてくれる優しい人もいます。けどそんなときに、
『あー東京でも助けてくれる人がいた!』
って感じちゃっている時点で、大多数の人には相手にしてもらえてないんだな。と思いました。
自分も東京で働いて毎日疲れて過ごしてたら、同じように余裕のない人になるのかなと思うとそんな自分を想像しただけで嫌でした。
満員電車が頭おかしい。
もうこれはしょうがないって言ったらそれまでなんですが、本当に辛いです。
人に揉まれて何十分も押しつぶされて、汗臭いおっさんと横になったり、綺麗なお姉さんが横にいたら鼻の下伸ばす余裕もないくらい痴漢冤罪に気をつけて、それを毎日毎朝、この先ずっと何十年もと考えたら気が狂います。
けれど東京に住む限り通勤ラッシュは避けて通れないもので、それを耐えれる自信が僕はありません。
自然がない
僕は自然が大好きです。子供の頃から自然と育ってきました。札幌なので都会なのでは?と思われるかもしれませんが、札幌は車で30分も走れば、山、川、森、海。雄大な自然がたくさんあります。子供の頃から家族でキャンプをたくさんしていましたし、市内の中だけでもたくさんの自然と遊べる場所があります。
幼稚園の遠足でも、ヨモギの葉をとってよもぎ餅を作ったり、クルミの実を土に埋めて発酵させて割って食べたりなんて、そんなことばかりして育ちました。
スノボー、サーフィン、ダイビング、釣り、素潜り、魚突き、キャンプ。僕は自然と触れ合う時間が本当に幸せで、逆に自然がない生活は自分には合わないことを知っていたから東京ではないと思いました。
一軒家を持てない、もしくは遠い
札幌では週末に天気がよくなると、どの家もこぞって庭でBBQしています。外には笑い声が広がり、昼からビール飲んでゲラゲラ笑ってる近所の人たちとかたくさんいますけどその雰囲気が大好きです。
東京で働くということは将来家族をそこに持つということ。そうなったらもちろん、家を借りるか買うかしなくてはいけない。しかし東京で庭付きの家を持つなんて遠い夢の話。そうしたら選択肢は、マンション住まいか、電車で離れた場所に家を買うか。
もし家を買った場合毎朝出勤で1時間以上も上で書いた満員電車に揺られて通勤するのか。なんて考えたくもありません。
子供を東京で育てたくない。
これは住む場所によってもちろん違うとは思うのですが、普通のお店と夜のお店がごちゃごちゃになっていることが信じられませんでした。子供の通学路の店並びが
飲食店飲食店エロい店飲食店
みたいな感じで普通に大人の世界が子供の生活圏内に存在していることのびっくりしました。
札幌では考えれません。
もちろん看板は子供に見せれたもんじゃないし、朝方の時間には酔っ払ったお姉さんやおじさんもいたりしてこんな光景が普通の子供の目に届くところにあるのかと思いました。
僕が自然が大好きな分、僕が育ったように子供には自然の中で伸び伸びと成長して欲しいです。ビルで囲まれた大都会で子供には過ごして欲しくないとも思います。
なんでもあるけど何にもない。
東京には本当になんでもあると思います。世界を探しても東京くらい仕事から遊びまで世界中の様々なものが集結している街はそれほどないでしょう。
ただそれは
全てお金の対価として得られるものしかない。
と感じました。
例えば僕はハンモック大好きで、学生の時に、あーハンモックに揺られたいな。って思ったら、実際にハンモックを購入し、木材を買って計算して、ハンモックを支える柱を作って庭にハンモックを作ったことがあります。
流しそうめんをしたいなと思えば、竹を買ってヤスリをかけて台を作って公園で流しそうめんをしていました。
焼き芋がしたければ落ち葉を集めて人がいない河川敷などでしていたりしました。
地方では自分たちが欲しいもの、したいものを作って楽しみます。その経緯全てが楽しく自分たちで計画を立て、実行し、時には失敗し、それが思い出になり何よりも自分の経験値として残ります。経験を買うのではなく、あくまで自分でやって経験をするのです。
しかし東京では全てが揃っているため、やりたいことをお金を払ってサービスを受けます。ハンモックカフェがあり、流しそうめんができるお店があり、美味しい焼き芋やさんがあります。みんなそこへ行き、お金を払いその経験を買います。
人がすでに作り上げて用意されたものをお金で買い楽しむ。
全てがお金との対価交換であり、物事に対しての経験できますが、そこにクリエイティブな経験や発想は生まれません。
それを便利と呼ぶ反面、自分たちで何かを創作して楽しむものがない。
と僕は感じました。
結局はお金がなくては何もできず、何かをするためにお金を稼がなくてはいけない。という労働中心の生活を余儀なくされます。
夏が蒸し暑すぎる。
僕は宮崎にも住んでいたことがありますし、オーストラリアで40度近い温度とかも経験してますが東京の暑さが1番しんどいです。
湿度が高すぎて、ベタベタへばりつくような暑さは我慢ができませんし、室内は涼しすぎて温度差で本当に具合が悪くなります。
しかもその中スーツで過ごさなくてはいけないかと思うと夏が嫌いになります。
街でやることはどこも一緒
東京にはなんでもあると先ほど言いましたが、僕は街の楽しみ方がよくわかりません。飲みに行って、はしごして、カラオケに行って、クラブに行って騒ぐ。くらいしか浮かびません。
飲み屋は地方、田舎変わらずどこにでもあるし、居酒屋とかは田舎の方が安くてうまいし、カラオケなんて日本中どこにでもあるし、クラブは東京のがすごいけど毎回行くわけではないし。
六本木とかで豪遊して、高級キャバ嬢と遊んだり、毎日エステやサロンに通う人なんてほとんどいませんよね?確かにお金があればあるほど、東京でできることは増えてくると思いますが、一部の裕福層を除いて東京に住んでる大半の人は地方都市とかでやれることと大差ないことしかしてないと思うんですよ。結局はどこに行っても友人と飲んで騒いでおしまい。ってなります。
東京は人で溢れかえっているから、色んなところでどんな出会いがあるかもわかりませんし、何事も最先端にいたほうが良いこともある程度理解しています。
しかし、インターネット社会がある今の時代は人との出会い方も色んな方法があり、東京の最先端の人達と色んな方法で出会うことができると思っています。
そして住んでいなくたって東京はどの都市からもすぐに安く行けると思うとそれだけのために東京に住む価値はないかな。と自分的には思います。
最後に
僕にはこれらの自分にとってのデメリットを受け入れてまで東京で働いて、生活する意味は見つけられなくて、結局東京以外のところを探したところオーストラリア永住に行き着きました。
もちろん東京に住むことでたくさんのメリットがあることも理解しています。
ビジネスを学びたければ、やはり東京に行くべきだと思いますし、人が多いということはそれだけ出会いがあってどんなふうにその出会いが人生に影響するかもわかりません。
ただ全ての人がそのような野心があるわけでもなく、ただなんとなく東京で働いているから東京に住んでいるって人もいるんではないんですかね?
そんな人たちはなぜ東京に住んでいるか。を一度考えてみてはいかがですが?自分の生活にあった場所はきっと他にもあるはずです!
したっけ!!!