広い世界を見るのだ。

北海道札幌市出身。大学在学中にオーストラリアで2年間のワーホリを経験し、広い世界で自分らしく生きたいと思いオーストラリアへ移住を決意。現在、調理の勉強をしながら永住を目指している。誰よりも英語を喋れなかった自分だからこその英語学習のアドバイスを中心にオーストラリアの情報を発信する。

語学留学を1年するくらいならワーホリをするべき理由

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どうも、オーストラリア在住のなおきです。

 

僕はワーホリをする前、実はアメリカに語学留学を1年しようと思っていました。しかし、ヒョンなことからオーストラリアにワーホリを決めて結果2年間ワーホリをしました。

 

2年間を終えた時、僕は語学留学ではなくワーホリにきて本当によかったと思えました。その経験から僕のように語学留学を1年間しようか悩んでる人たちへ、絶対にワーホリを選ぶべき理由を説明いたします。

 

※今回ここで話すワーホリとは、最初3-4ヶ月ほど学校に通い、残りの8ヶ月程度を働いたり、旅行したりする典型的なワーホリを想定して話しています。費用にすれば150万ほどで行くことができます。

 

そもそも語学留学は高すぎる。

これは僕がアメリカへの語学留学を諦めた理由でもあります。英語圏へ語学留学を1年間するとどの国も約250-300万円かかります。アメリカでは学生ビザでの就労は認められていないのでもっとかかるでしょう。

 

僕は英語圏へのワーホリという制度があるのに関わらず、わざわざ300万円も払い語学学校へ行くのは勿体無いと感じます。

 

もし、それだけのお金があるならばフィリピンとワーホリの2カ国留学をしたり、ワーホリ後の人生のお金に取って置くべきだと思います。

 

後述しますがワーホリ1年と語学留学1年だと英語力の伸びがさほど変わりません。むしろ可能性の意味合いで言えばワーホリの方が強いです。にも関わらずその大金を払ってまで語学学校に1年通う意味はないと僕は思います。

 

1年間勉強するモチベーションを維持するのは難しい。

学生の時を思い出してほしいのですが、1年間常にモチベーションを維持して勉強してた人ってどれくらいいますかね?俗に言う、ガリ勉って人たちだけではないでしょうか?

語学学校では様々な人たちがいて、半分遊びにきているヨーロッパ人もたくさんいます。その人たちは宿題なんてすることはないし、二日酔いで授業を休むことも多く、常にパーティーに参加して遊んでいます。そんな環境で1年間勉強し続けるモチベーションを維持するのはとても難しいです。

 

勉強をし続けれる人というのは留学に来て、1年間学校に通ったから勉強をし続けれるわけではなく、もともと1年間勉強し続ける忍耐力があるからその人は勉強し続けれるだけです。逆にいえばそのタイプの人間は学校に通い続けなくても勉強をし続けれます。

 

最初の3-4ヶ月が過ぎて徐々に英語でコミュニケーションを取れるようになると、

『英語を話せるようになる』

という目標が達成され始めたと勘違いします。そうすると、新しいモチベーションを探すのが難しくなります。確実に半年を過ぎたところから中だるみが始まり、惰性で学校に通うだけになります。

 

また英語は語学なので、ある程度コミュニケーションを取れるようになれば黙って席に座って先生の英語を聞いてるより、外に遊びに行きたくさんの人と英語を話すことが1番の勉強になります。遊ぶことが勉強でもある語学はある程度のレベルまでいくとさほど学校に通う意味はなくなって来ます。

 

それを実感し始めれば始めるほど、モチベーションは下がっていき、高校生だった頃のように、ただ授業に出席するだけの時間が始まります。

 

学校でインプットするものが少なくなって来る。

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語学学校は実はインプットするものが多くありません。

中学英語を完璧にしてれば語学学校で習う7割は終わっています。知らない単語や新しい表現というものを学ぶことはもちろんありますが授業で習う大半は僕らがすでに義務教育で習ったことを英語で授業されるだけです。

 

知らない単語や表現を学ぶのは今の世の中ネットで全て手に入ります。英語のドラマをみれば新しい表現や単語なんて無限に手に入ります。それでも語学学校に通う理由は

日本人にとって未知のスピーキング、リスニング力を鍛え最低限英語でコミュニケーションを取れるようにすること。

海外の友達を作って英語を話す環境を作ること。

 

この二つだけだと思っています。この二つをするのに3-4ヶ月学校に通えば十分です。その後はひたすら実践して行くのが1番英語上達に繋がります。

 

つまりは英語の実社会で生きて行くということです。語学学校より外の世界の方がずっとアウトプットする機会が多いです。詳しくは次で説明します。

 

英語力の伸びは変わらない。むしろワーホリの方が伸びる可能性がある。

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語学学校に1年通うか悩んでる人の1番の目的は英語力をできるだけ上げたいから。という理由が1番だと思います。しかし先ほども説明しましたが、ある程度の基礎力をつけたあとの英語力の伸びというのは、どれだけ英語を喋ったか、聞いたかに左右されます。

 

学校に通えば、努力せずに英語環境は確保できます。それは利点と言えますが、あくまで英語を第二言語として扱って英語を学習中の人しか知り合えません。教師はネイティブですが、生徒にわかりやすいようにゆくっりと綺麗な英語で喋ってくれますし、訛りのある外国人英語も理解してくれます。

 

しかし、実社会に出れば教師のように話す人は全くいません。早口な人もいれば、スラングを使う人もいますし、日本人アクセントを理解できない人もたくさんいます。そういった環境に出て、色んな人としゃべることで実際のネイティブの英語に慣れていき、自分の通じないアクセントがわかり改善していき、英語は上達していきます。

 

だからこそ、実際にネイティブの環境に飛び込めるワーホリが1番英語を伸ばす可能性があります。もちろん、英語環境を自分で確保することはとても難しいです。しかし、英語環境を確保できた人は確実に語学学校に1年間通っただけの人より英語は上達しています。

 

単語力、文法が足りないと思えば自分でやればいいんです。学校に通ってもやらない人はやりません。学校に通わなくてもやれる人はやれます。スピーキング、リスニング力はネイティブ社会で揉まれるのが何よりも成長への近道です。

 

オーストラリアは学生ビザでも20時間の労働が可能なので学校に行きながらせっせと働いて、しんどそうにしてたまに学校を休んでる人を見ますが、なんで???って思います。金払って学校いって、働いて金稼いで、学校に集中できなかったらワーホリすればいいじゃんって思います。本末転倒です。

 

実際僕もワーホリ2年目にやってしまっった失敗です。当時は語学学校に通った期間=英語力と勘違いしていました。相当無駄なお金を使いました。

それをやってる外国人はワーホリのビザ自体がなく、学生ビザでしか滞在ができない国の人たちです。ワーホリは相当贅沢なビザなのです。

 

ワーホリは英語力以上に学べることがある。

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ワーホリの1番の魅力はやはり、なんでもできる。ということにあります。しかし、外国で自分の力だけで行きて行くのはとても大変です。

自分で家を探し、仕事を見つけて稼ぎ、生活をする。たくさんの人と出会い、別れを繰り返し、自分の居場所を見つけることに翻弄され、たくさんの苦労があり、たくさんの葛藤を乗り越えて英語を上達させる。

 

目に見える結果は英語力だけかもしれませんが、その過程でたくさんのことを経験できます。忍耐力、努力、苦労、日本の良さや悪いところ、その国の悪いところ良いところ、家族友人のありがたみ、文化、習慣、宗教、歴史。ワーホリというのは本当にたくさんのことを学べます。その結果ついてきたものが英語になるだけです。

 

しかし、語学学校というのはお金を払うことで自分の居場所も住む場所も英語学習も全て確保します。ワーホリと比べれば、苦労なんて半分以下です。特に学生なんかで親の金で留学している人はそのお金を貯める苦労すらしていません。学校に通い、外国人の友達を作り、海外の楽しいうわべの部分だけを経験して帰ってきます。

 

語学留学でその国の悪いところを見つける人はほとんどいません。しかし、ワーホリをした、たくさんの人はその国の悪いところにも気が付きます。それはワーホリの人の方がその国で生きていたからです。それだけ苦労をする分、本当にたくさんのことを経験できます。そしてその苦労の分だけ英語力が伸びます。

 

僕はその過程で経験できたものの方がずっと英語よりも価値のあったものだと思います。

 

最後に

しかし、せっかく海外にいって1年という時間と何百万というお金を費やすならば、できるだけたくさんのことを吸収して帰ってきたいはずです。しかし、留学の形は人それぞれです。ワーホリのように苦労なんてしないで、英語学習に集中したいという人もいるでしょう。

 

今回のはあくまで僕の意見なので、後悔しないようにベストな留学を選んでください!

 

したっけ!!