広い世界を見るのだ。

北海道札幌市出身。大学在学中にオーストラリアで2年間のワーホリを経験し、広い世界で自分らしく生きたいと思いオーストラリアへ移住を決意。現在、調理の勉強をしながら永住を目指している。誰よりも英語を喋れなかった自分だからこその英語学習のアドバイスを中心にオーストラリアの情報を発信する。

オーストラリア留学で変な訛りがつきそうで不安。安心しろ、絶対つかねえから。

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どうも。オーストラリア在住のなおきです。

 

オーストラリア英語は訛りがとても強く聞き取るのが最初は難しいと言われており、オーストラリア独自のスラングなんかもたくさんあり、僕も渡航する前は変な訛りがついたらどうしよう。なんてアホな悩みを持ったこともあります。

 

オーストラリア以外でも例えばフィリピン留学なんてのもフィリピンアクセントがあるから英語圏でもないところに留学するのはダメだ。なんて言葉も昔はよく聞きました。今は費用やカリキュラムの充実さであまりネガティブな意見は聞かなくなりましたが。

 

ということでその悩みを全て一蹴すべき、英語の訛りについて今日はお話したいと思っています。

 

多くの日本人が抱いてる間違い。アメリカ英語が正しい英語だ。

 

私たちは義務教育でアメリカ英語を勉強します。また、音楽や映画、文化などが影響し、英語=アメリカ のイメージが日本では強く根付いています。

これは別に悪いことではないのですが、英語を喋れず海外と接点の少ない日本人はアメリカ英語=正しい英語 という変な固定観念を持っています。

 

これは大きな間違いです。

アメリカ英語=アメリカ英語です。アメリカ英語=英語ではありません。

 

正しい英語ってどこ?

では、正しい英語はどこなのか?イギリス?カナダ?オーストラリア?

正しい英語なんてこの世に存在しません。というより全て正しいです。

 

よく、英語を日本語と比較してアメリカ英語は標準語で、オーストラリア英語は関西弁だからちゃんとした英語を学ばなくちゃいけない。なんて言う人もいますが、確実に言えることが1つだけあります。そのアドバイスをくれた人は絶対に英語を喋れませんし、多分海外に長く住んだことはありません。

 

アメリカ英語はアメリカ英語で、イギリス英語はイギリス英語、オーストラリア英語はオーストラリア英語、カナダ英語はカナダ英語とそれぞれに違います。そこに正しい、間違っているという概念はありません。試しにiphoneの言語設定で見てみてください。ちゃんと別れてますんで。

 

アメリカにいればアメリカ英語がその国の言葉であり、オーストラリア英語は訛ってるわけではなくそれがオーストラリアの英語なのです。

 

アクセントはその人のバックグラウンド

英語は世界唯一の共通言語であり、英語はその世界中の人々が話します。そしてその世界中の人にアクセントがあります。

英語を第二言語として話す人にもそれぞれにその国の訛りがあり、日本人にも日本訛りの英語があります。僕でも英語を聞けば大抵その人がどこの国かわかります。

 

アメリカ英語が正しいなんて言われてますが、アメリカの中でも住んでいるところでアクセントは違います。僕はわかりませんが現地の人からすればアクセントで出身地がわかるようです。黒人と白人で話す英語も違います。

 

階級制度のイギリスでは昔は階級によってアクセントが異なっており、その人のアクセントで社会的階級まで別れていたそうです。今もその名残はあるようですかイギリスについては詳しく知らないので言及は控えておきます。

 

オーストラリアでも住む地域などによって発音が違います。シドニーやメルボルンに住んでる人はイギリス人のような英語を喋ります。

 

英語のアクセントはその人のバックグラウンドであり、その人自身です。

 

英語の音を発音できなくて、理解してもらえないのは問題ですがアクセントを持っているというのは何も恥じることではなく、自分自身を表現する方法の1つです。

 

アクセントなんて勝手に身につかないから安心しろ

アクセントの話はわかったけど、アメリカ英語をネイティブのように喋りたいんだって!オーストラリアに行ってオーストラリア訛りのアクセントになるんじゃないかが不安なの!

 

なんて僕も当時は思っていましたが心配しないでください。1年、2年の留学でその国のアクセントが勝手に身につくことは絶対にありません。絶対にありません。絶対にありません。最後にもっかい。絶対にありません。

 

アクセントがネイティブのようになるって、正規の大学留学で英語でひたすら勉学に4年間も励み、常にネイティブ環境で過ごし、自分でひたすらアクセント矯正をして初めてネイティブのアクセントが身につくレベル。と思ってください。

 

今オーストラリアに留学して訛りがついたらどうしようなんて悩んでいるレベルの英語力の人が1年程度の語学留学やワーホリでアクセントが身につく人なんて無理です。それ以上にたくさんの問題が山積みで、アクセントのことなんて気にする暇ないと思います。

 

同じ理由でフィリピン留学でアクセントを気にする必要はありません。フィリピン人の講師はとても綺麗な英語を話しますし、多分フィリピン人のアクセントがなんなのかすら気付かない人が大半です。

フィリピン訛りがー。なんて偉そうな話は彼らより流暢に英語喋れるようになってからにしよう!フィリピンでちゃんと基礎を学び、英語圏に行くって留学はとても良いと個人的には思っています。

 

オーストラリア訛りじゃなんでダメなの??

そもそもなんでオーストラリア訛りは毛嫌いされるんですかね??やっぱりアメリカ英語が正しいって固定概念があるからだと思います。

世界中の人々がそれぞれのアクセントを持っていて、それでもお互いにコミュニケーションを取れる世界唯一の共通言語言語が英語です。って話をさっきしましたが逆に言えば英語を話せる世界中の人々は世界中のアクセントの英語を理解できます。

 

アクセントが理由でビジネスでも海外生活でも何も困ることはないのに、オーストラリアアクセントがつくことを嫌う理由ってまだ何かありますか?オーストラリア英語を学ぶことで、英語学習にマイナス要素は1つもありません。

むしろ移民大国のオーストラリアでは世界中の人と話す機会があるので、世界中の人のアクセントになれるというメリットがあります。

 

個人的にはオーストラリア英語が1番かっこいいですし、ネイティブになれるなら絶対オーストラリア英語を選びます。

 

まとめ 好きな国に行くのが1番

結論としては1年2年の語学留学でアクセントが身につくということは絶対にないからそんな心配する必要は絶対にない!!

アメリカが好きでアメリカに行きたいならアメリカ英語を勉強すればいいと思います!

 

けど少なくともオーストラリアにワーホリ行こうか悩んでいるということはオーストラリアの何かに惹かれてるってことですよね?行きたい国に行くのが1番です。留学では言葉以外にも学ぶことが山ほどあります。人生を変える大切な時間になります。冗談抜きでその後の人生が変わることがあります。自分の行ってみたい場所に行って充実した時間を過ごすことが1番英語上達につながります。

 

アクセントまでを身につけようとしたら、スラングだったりジョークだったりもっとその国のことを知ってくことになります。その国のアクセントを身につけるってことは日本で生まれ育って海外に渡りその国で成長したっていう自分自身のバックグランドです。

 

だからこそどこの英語を学ぶ。ではなく、自分の行きたい国に行き、そこで成長し、その国の文化を知って、そして身についたものがその国の英語であるべきだと僕は思います。そこで身につけたアクセントはきっと何よりも誇らしい自分のアクセントとなると思います!

 

したっけ!!