広い世界を見るのだ。

北海道札幌市出身。大学在学中にオーストラリアで2年間のワーホリを経験し、広い世界で自分らしく生きたいと思いオーストラリアへ移住を決意。現在、調理の勉強をしながら永住を目指している。誰よりも英語を喋れなかった自分だからこその英語学習のアドバイスを中心にオーストラリアの情報を発信する。

オーストラリアの労働環境が天国??

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どうも、オーストラリア在住のなおきです。

 

僕は現在オーストラリアで地元のレストランで働いています。渡豪する前は日本のヒルトンホテルとシェラトンホテルで計2年弱コックとして働いていました。

オーストラリアで実際に働き、社会人の方々と接する機会が多くなればなるほど、オーストラリアの労働環境が素晴らしいことを実感します。

 

 オーストラリアの労働環境


オーストラリアではライフワークバランスがとてもしっかりしており、基本的に残業はありません。これは残業代自体、出ない会社が多く、そのためしっかりと時間内に仕事を終わらせる能力を要求されます。(もちろんレストランなどのサービス業は残業が発生しますがしっかりと100パーセント支払われます。)

 

仕事に人生を費やすという考えはなく、仕事はあくまでお金を得て人生を謳歌する手段と考える人が一般的です。オーストラリア人はその中でも家族との時間を1番大事にします。5時に仕事を終え、晩御飯を家族と食べるのが一般的です。

  

また有給もしっかりと保証されており、たまった有給は消滅することはなく、最終的に消化できなかったものは会社が買い取る法律になっているので、全ての人が100%消化します。

オーストラリア人は毎年、2-4週間のホリデーを楽しみます。

 

最低時給は約1500円 

オーストラリアでは最低賃金が約17ドルと日本円にして1500円以上になります。

オーストラリアの給料水準は世界的にも高く、年収が1000千万を超える人もたくさん存在します。

 

給料が土曜日は1.25倍、日曜1.5倍、祝日2倍

 

オーストラリアでは休みの日に働くと手当がつきます。これはサービス業に限らず、全ての職に対しての保証であり法律でしっかりと決まっているので全ての人がもらうことができます。

 

これにプラス8時間労働以降は残業代として1.25倍、22時以降は深夜手当で1.25倍の給料が支払われます。

 

サービス業はやはり会社員などと比べると賃金が低くなりますが、最低限家族を養っていくだけのお給料は保証されます。年収にすると500-600万ほどは、どのレベルのコックでも数年のキャリアを積めば稼ぐことができ、日本のように月給18万、ボーナスなし、フリーターと変わらないお給料しかもらえない。なんてことはあり得ません。

 

4週間の有給+10日間の病気休暇

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オーストラリアは基本的にフルタイムで働いている人たちは1年目から4週間の有給が支給されます。

さらにコックなどのシフト制の仕事は祝日を返上して働くので、その分の保証として通常より1週間多い5週間の有給が支給されます。もちろん、日本のように名だけの有給ではなく全て消化できます。消化できなかった分は会社が買い取らなくてはいけないので、全ての社員が平等に消化します。

 

また有給とは別に病気休暇が10日間保証されており、風邪や病気になったときにはこれを使って休むことができます。この休暇は家族などの病気などにも使うことができるの子供が急に体調を崩したときなどにも所得できます。

 

有給休暇は給料が17.5%増し

有給消化中に発生する可能性の残業やその他の手当のぶんを受け取れないために、通常より17.5%増しの給料が支払われます。

 

転職はステップアップ

オーストラリアでは、年齢や勤続年数でお給料や昇級が決まることはなく、あくまでその人の能力で判断されます。 そのため、日本のように終身雇用という感覚は全くもっておらず、むしろ転職を重ねてキャリアアップをしていくという人が多いです。

 

新しい能力を身につけ、それに相応しい場所へ転職していく。お給料や待遇面が良い仕事が決まれば、未練も後ろめたさもなくすぐに辞めてしまうのがオーストラリア人です。

 

私の知り合いのオーストラリア人もクリスマス休暇2週間前に突然仕事を辞めることを決めて、

『残って欲しいなら新しい職場より高いお給料を出して。と言ったが出してくれないのでそこに留まる理由はもうないから引き継ぎが終わったらやめる。』

と言っていました。

 

日本は昔の名残からか、どちらかというと尽くす』という働き方ですが

オーストラリアでは、『自立』という働き方に見えます。職場は自分の能力を上げて自立していくステップに捉えてる人も少なくありません。

 

給料の10パーセントが積み立てられる。

そのほかにも退職金がないオーストラリアでは給料の約10パーセントを会社が雇用者に積み立てをしなくてはいけない義務があり、職場が変わっても同じ口座に積み立て続けます。

 

生涯年収が3億だった場合約10%の約3000万積み立てられる計算になります。退職時に税金を差し引いた額を引き落とすことができます。

  

 

 

最後に

今回はオーストラリアの良いところにフォーカスしましたが、日本の会社よりクビになりやすかったり、交通費などの福利厚生が少なかったり、能力がない人は年齢を重ねても給料が上がりずらいなどの悪い面もあります。

 

それでもやはり、日本と比べると良い面が目立ちます。日本も働き改革!なんて言ってますが早くより良い労働環境に変わって欲しいですね。

 

したっけ!