これは今でも真実は誰も知らないお話です。違法なことをしていたのかどうかさえ、確認ができないのでまあ記事にしても大丈夫でしょう。
突然やって来た仕事のオファー
ワーホリ中にセカンドビザのためにイチゴファームでせかせかと毎日働いていたときのお話です。
ある日仕事が終わるとボスがやって来てこう言いました。
「明日3時間ほどジンジャーファームで働きたい奴はいるか?10人だけ募集する!」
なんでせっかくの休みに働かなくちゃいけないんだよ。頭おかしいんじゃないの。
「日給100ドルだす」
『はい!ボス!何時集合でしょうか!!』
時給換算30ドル以上。働かないわけがありません。
なんとか10人内に滑り込み、仕事を得て臨時収入を得れることになった。
ジンジャーファームで生姜を掘るぞ
次の日朝6時から、集合し車で40分ほどドライブをし見慣れない町にやって来た。
仕事は問題なく始まり、生姜を掘る作業は意外と楽しいな。これで100ドルは美味しすぎる。なんて思いながら仕事を続けていました。
1時間に1回5分休憩があり、それを3セット。生姜を全て掘り終えたら早めに終了すると言われて、みんなセッセと仕事を頑張ります。
掘りたての生姜はとても香りが良く、いくつか持って帰ってこんばんは生姜やきにしようと思ってたのですが、スーパーバイザーと呼ばれる監視役の人たちが目を光らせておりなかなか持って帰りそうにありませんでした。
奴らは突然やってくる
最初の休憩が終わり、2回目のセクションが始まったとき、奴らはやって来ました。パトカー。
小高い丘の上で作業をしていたので上がってくる車は丸見えでパトカーがくるのがよく見えました。
最初は一台できて、スーパーバイザーと何か話していました。僕らは作業を止めてみていましたが何事もなく警察は帰って行きました。
その10分後。
今度は3台のパトカーがやってくるのが丘の上から見えました。
その瞬間、スーパーバイザーが叫びました。
「車に乗り込めー。早く道具を全部積み込めー。早くしろー。丘の逆側から降りていけ!!急げ!GOGOGOGOGOGOGOGO!」
何回GOって言うんだよってくらい連呼しまくるスーパーバイザー。よくわからないがとても緊急事態のようで相当焦っています。
働いてる僕らは事情を何も知らないのでパニックになり、転ぶ女の子や、袋詰めしているジンジャーをひっくり返すものまでいて、事態は騒然となりました。
.............ここだ!!ここしかない!!
このタイミングを逃せば、この新鮮で上品な香りのした、生姜のからさの奥にある甘みを感じられる、最高の生姜焼きは食べられなくなる!!
そう思った僕はみんながパニックになっている中、両方のポケットをパンパンになるほど生姜を詰め込み、間一髪車に乗り込んだ。
真相は誰も知らない
丘を下って、町に降りた僕らは、1箇所に集められ、何も言わず並べられ1人ずつ100ドルずつ現金を渡され、もらったものから家に帰るように指示をされました。
「ボス、警察はなんで来たんですか??」
誰かが尋ねた。
『いいか、お前たち。気にするな!これはお前らには関係のない話だ。いいか、もう今日のことは気にするな。わかったな。』
。。。。いや俺らに関係してますから!!
俺らどうなってたの、もし警察先に来てたら。
学生の頃にふざけて友人と
あー、なんか紙袋地下鉄のロッカーから取り出して、違う駅のロッカーに運ぶだけで10万円くらいもらえる仕事ねえかなー
なんて話をしたことがあったのですが、きっとこんな感じなんだなと思い出しました。
なんて思いながらも、まあ1時間で100ドルもらえたからいっか。と帰宅。
その日の晩御飯は今までで食べた生姜焼きで一番美味しい生姜焼きでした。
最後に
今回の教訓は悪いことや怪しいことは絶対ダメ!!とれたての生姜はマジでうまい!!
みんなもワーホリ中気をつけてな!
したっけ!!!
オーストラリアの写真載せてます!
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