オーストラリアで大都市以外に住む場合は車があるとないではワーホリ生活が全く変わってきます。ファーム探しでも苦労することはなくなり、街を少し離れればオーストラリアならではの大自然を存分に楽しむことができます。
今回はディーラーからの車の購入方法と注意点を解説していきたいと思います。
個人売買ではなくディーラーをお勧めする理由
日本ではよく10万キロが車の寿命と聞いたことはありませんか?それは日本だけでの常識でオーストラリアでは10万キロなんて全然走ってない車と認識されます。20万キロなんてのもザラで中には30万キロ走ってる車もたくさんあります。
日本より個人売買が盛んなオーストラリアはそのような車が当たり前のように個人間で取引されております。ワーホリの人たちは長くて2年、基本は1年間だけ車に乗れればいいのでそのような安い車を個人売買で取引するのが一般的です。
しかし、これは完璧に爆弾ゲームです。1年間だけ乗り潰そうとろくにメンテナンスもしないで乗り回し、同じように次の人も乗り回し、何年もワーホリの人たちに乗り潰される車、通称ワーホリ車はいつか必ず壊れます。突然煙を吹き出した、エンジンがかからなくなった、ラジエーターが壊れたなど買って数ヶ月で壊れるワーホリ車の話は後を絶ちません。
結果時間、労力をかけて修理代に何万、何十万、もしくは廃車。なんてことは実際に起こります。
しかし、ディラーでは最低限のメンテナンスをして売ることが義務付けられているので、個人売買より値段が上がりますが1年、2年で壊れることはほとんどありませんし、買って間もない故障などの場合無料で対応してくれることもあります。
1年間だけならば安い車で壊れないことを願い乗るのも良いかもしれませんが、ラウンドを計画していたり、2年間以上最初から滞在する予定があって、お金に余裕がある場合はディーラーをお勧めします。
帰国の際には個人売買で売るようにしましょう。しっかりと早めに行動すれば必ず買値の8割くらいの値段では売って帰れます。
事前にある程度目星を付けて、複数のショップを回ろう
出来るだけいくつかの車を見比べて、乗り比べするのが理想ですが、ディラーショップで50万以下、前後の安い車を取り扱っているお店はそれほど多くありません。ショップで1台しか50万円以下の車がないなんてこともあります。
事前にネットで下調べして、目星を付けた車を見に行くようにしましょう。また、ネットで提示されている値段と店頭価格が違うことが多いです。直接ショップに行き、その中で選んで買おうとするの本来より高値で買ってしまう可能性があるので気をつけましょう。
ネットで探す場合はこちらで探しましょう。
body typeとpriceとlocationで絞り込むだけでも相当絞りこれます。
ちなみに75万以下で年式2000年以降、ステーションワゴンでパースで調べたら21件ヒットしました。
いくつか目星をつけると、ショップを何件もハシゴする可能性が出て来ます。ショップとショップが10キロ離れているなんてこともあるので、車を持っている友人に付き合ってもらうか、1日レンタカーをすることがお勧めです。最悪どうしようもないときは何日かに分けて下見にいきましょう。
実際に僕も事前にこの車を買う!と決めて行ったのですが、現車を確認したら埃まみれでメンテナンスがされているかも不安で、ブレーキのききも悪く、車体は傷だらけで、他に下調べしてなく途方にくれたことがあります。
必ず幾つかの候補を挙げておきましょう。
購入までの流れ
ショップに着けば基本的には日本での中古車の買い方とさほど変わりません。
現車確認を行い、試乗をさせてもらいましょう。この際、免許証が必須になります。国際免許証もしくはオーストラリアの免許証を持参しましょう。
試乗を済ませ問題がなさそうならば、購入になります。あとは名義変更もregoの加入も店側が済ませてくれるので、書類に目を通し、サインをして支払いを済ませてそのままその場で乗ってかえれます。
車購入後には名義変更の手数料を支払う必要があります。
陸運局などでもできますが
DoTDirect WA
Home (Department of Transport and Main Roads) QLD
SA.GOV.AU - Driving
各州にあるオンラインサービスで全て済ませることができます。
アカウントに登録し、自分のプレートナンバーを打ち込むと自分の車の登録情報が出てきてこちらで残りのregoの確認や更新、住所の変更なども簡単にできます。これに登録しないと全て毎回陸運局にいき、何分も待たなくてはいけないのでとても便利です。
ページにログインするとこのようになっており、必要な支払いなどが自動でアップされてくれるのでとても便利です。
購入時の注意点
regoの期間を確認しよう。
regoとは、registrationの略で日本でいういわゆる車検に当たります。この期間が切れている車は購入時に別途お金がかかるので確認しましょう。3月に僕はregoを更新しなくてはいけないのでその際に更新方法の記事もアップしたいと思います。
車は乗り比べしよう。
車に精通している方なら個人売買でもなんでも安心して中古車を買えると思いますが、大半の方は車の知識がないと思います。電気系統が全てつくか、タイヤの溝はなどの簡単なことは誰でも確認できますが中身のことはよくわからないと思います。そのためにも1台最初に乗った車を基準にしてその後の車と比較しましょう。ブレーキの効き、ハンドルの感覚、エンジンのかかり方、エンジンルーム内、車内の汚れなど比較すると素人でも値段に対して適切なのかどうか少しずつ見えてきます。
保証を確認しよう。
オーストラリアは約40万以上の中古車販売をする場合保証をつけなければいけない義務があります。こちらに下の部分が
その概要です。
要約すると、年式が10年以内かつ150000キロ以下の車は3ヶ月、もしくは5000キロ以内の保証
年式が10年から12年の間か、走行距離が150000-180000キロの間の車は1ヶ月もしくは1500キロ以内の保証になります。
保証内容はエンジン系やエアーバックやブレーキなど走行自体に支障をきたすものが中心です。
高値の車を買った方は任意で民間の保証にも入れます。プランなどによって値段は変わりますが年間で500-600ドルでした。興味があれば訪ねて見ましょう。
書類はしっかりと目を通そう
サインをするときにしっかりと目を通しましょう。向こうの手違いなどの可能性もありますので、個人情報、rego,保証、値段だけでもしっかりと確認しましょう。
値切ってみよう。
実際に僕の担当していた人に交渉したところ、僕が提示してくれた金額でボスに確認してくれました。ボスが直接きて僕の買った車はすでにネット価格で30万円ほど割引していた車なので断られましたが値引き交渉は向こうは受け入れてくれます。多分2−3万程度なら受け入れてくるでしょう。聞くのはタダなのでやるだけやってみましょう。
いかがでしたか
ディラーで買うとなると金銭面でも英語面でも少しハードルが高くなる気がしますが、意外と難しいことなくできます。もちろん絶対とは言えませんが、安心して車に乗れることができるのでぜひ検討して見てください。
したっけ!!
オーストラリアの写真載せてます。
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