どうも。オーストラリア在住のなおきです。
僕は生粋の日本人で初めての海外が21才のオーストラリアでのワーホリで、本当に何にも喋れない状態で渡航しました。
最初の2ヶ月だけ語学学校に通い、絶対日本人とはつるまねえぞ!と気合い入れて、日本人を避けていたら、外国人の友達もできずに日本人のグループにも入れず学校でぼっちになっていました。
授業も1ミリも理解できずに、amの過去形は?って質問を理解するのに5分以上先生に説明されるほどついていけず、まあクラスで一番下でした。
まじでこの時期は孤独で話す相手が1人もいませんでした。日本ではいつも集団の中心のいるようなお調子者の俺には相当辛かったです。
なんか意味もわからず気合いで坊主にして、渡航したせいかなとか後悔していました。
しかし!転機は訪れました。
ダンスコンペティションに出場するぜ!!
毎週末に学校の近くのパブでパーティーが開かれており、多くの学生が集うビックイベントである。そんなとこに友達もいない俺は出陣し、片っ端から学校の外国人に絡んで行った。
その夜はダンスコンペティションが開催され、
『しゃべれねえならここで輝くしかねえ。』
と全くしゃべれないのにギリギリ顔見知りの名前も知らないベルギー人の女の子にお願いし、2人で踊ることになった。
ダンス?音に身を任せりゃいんだろ?
ダンスなんて一度もやったことない俺は正直相当緊張した。まあ、クラブでやってるみたいにそれっぽくすればいいか。と思ってたのだが
前の組のやつらがロボットダンスみたいな本気のやつ、やるもんだから謎にハードルが上がってしまった。
しかもDJが適当に音を流してそれに乗るフリースタイルバトル。
いやまじやべえって。まじでダッシュして逃げようとしたけど、ベルギー人の子に腕組まれて鼻の下伸ばしてるうちに、名前コールされちゃって逃げれなくなってしまった。
とりあえず雄たけびあげながら、手叩いて、会場を煽りまくる俺。
なんか謎にボルテージマックスになってすげー観客集まってるし。後には引けねえ。
俺はついに本能のままに音に身を任せる覚悟をした。
アイアム、チャンピオンーーーーーーー!!!
とりあえずなんとなく激しく動く。
ダンスなんて知らねえから笑いの渦に巻き込んでやる。
俺は、反復横跳びをしてみた。
失笑。
こりゃダメだ、日本用のギャグは通用しねえ。
客は純粋なダンスショーを期待していることに俺はそこで初めて気づいた。
弾けるような音楽。目が眩むダンスホール。とんでもないプレッシャー。しらけてくる観客の歓声。困った顔のベルギー人。
それらの全てのストレスが俺の思考を停止させ、俺は。。。。。
服を脱ぎ始めた。
うおーーー。服を脱ぎ雄たけびをあげると、それに呼応するように観客も叫び始めた。
これだ!熱気が戻ってきた!見つけたぞ!突破口!!
俺は焦らすようにズボンも脱ぎ始めた。さあ、ストリップショーの始まりだ。
その時!どーーーーーーーーーーん!!と今日イチの盛り上がりが!
なんと横のベルギー人も上を脱いで服を観客に放り投げ、キャミソール姿に!!
俺らは目をお互いに合わせて、そこにはもう言葉は必要なかった。
どちらからも言えず僕らは歩み寄り、求愛ダンスみたいなあのクラブのお姉ちゃんたちがやってるダンスを始めた。
会場のボルテージはマックス!!
しかし、盛り上がりすぎて終わり方がわからなくなってしまった。
どうすればいいかわからずとりあえずベタベタしてた俺はベルギー人に笑われながら、少し押されて釘を刺された。
見えた!!ゴールが見えた!!!
さらに大げさにオーバーリアクションにベタベタするようにし、プッシュミー!プッシュミー!と言い、押してもらい、激しく転がる真似をして、調子乗りすぎて振られた男性を演じて、ミュージックフィニッシュ!!
歓声と拍手に会場は包まれた。
結果はもちろん
アイアム、チャンピオンーーーーーーーーーーー!!
みんなの前でインタビューされたけど何言ってる全くわからないから
『ハロー、アイアムチャンピオン、ナイストゥミーツー』
って言ったらややウケだったから結果オーライ!!
学校で人気者になったよ
次の日から学校に行ったら知らない人にも
クレイジージャパニーズ!
ってみんなから声をかけられるようになって、気づいたら周りには外国人しかいなくて、プライベートでもいつも遊びに誘ってもらえるようになった。
毎日いろんなところでパーティーをしてて、学校には寝坊してばっかりだけど相当楽しい語学学校生活を送れたよ。
最後に
友達できなくて悩んでる留学生もたくさんいると思うけど、いろんなイベント参加してたらきっと友達できるから、色んなところに出かけてみてね!
ダンスコンペティションあったらとりあえず脱いでおけば大丈夫!!
したっけ!!!!!!
オーストラリアの写真載せてます!
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