どうも、オーストラリア 在住のなおきです。
僕はこれまで原付で日本一周したり、ヒッチハイクをしたりして日本各地を回って、時にはたくさんの方々から、助けてもらいました。寝床を提供してくれた方や、食事をご馳走してくれた方、色んな人生談を聞かせてくれた同じ旅人の方。
そんな中ヒッチハイクで乗せてくれた元旅人の方がこんなことを語ってくれました。
『今日俺に受けた恩は、俺に返さなくていい。』
最初はなんで?って思ったけど話を聞いてとても腑に落ちて、納得しました。
受けた恩を返さなくてよい理由
その人は元旅人で、若い時に自転車とヒッチハイクで日本各地を旅をしていたようです。
僕と同じようにたくさんの人に助けられ、支えられ、いろんな経験ができたようです。
その恩を返したいと当時は思っていたようですが、当時は若く、金もなく、また携帯もそこまで普及していない時代で、旅で出会った一期一会であるがゆえにまた会うことも難しく、しっかりと恩返しができなかったと言っていました。
そんな中、僕がこの人に会ったように、この人も元旅人の人に出会い、こう言われたそうです。
『今日俺に受けた恩は俺に返さなくていい。こうやって飯を奢ってやってるのは、お前から見返りを求めてやってるわけでもなければ、ましてや若いガキが何かを返してくれるとも思っていない。
みんなそんなことを思ってやってるわけではなくて、何かに挑戦してるお前をみて、何かをしてやりたいって思ったんだ。お前がそうさせてくれたんだから何も気にしないで、恩を受けろ。
だが、これだけは約束しろ。
お前が大人になって何かをしてあげれる余裕ができて、頑張ってる人を見た時には自分がされたように助けてやれ。
そうやって旅人が旅人を作るんだ。それが最高の恩返しだと俺は思っている。俺もそうやって旅人に教えられたんだ。』
車に乗せてくれた旅人はこの話を聞かせてくれて、最後にこう言いました。
「だから同じように、将来誰かを助けてやれ。」
僕はその人の名前も知りませんし、何もその人には返していません。
けど、将来旅人を自分がされたように助けたあげて、この話を聞かせたときに、初めてその人に恩返ししたことになるんだーって思っています。
旅人だけじゃない。この話はすべての人に共通する。
その当時は僕は旅人だったから、旅人としてしか考えてなかったけど、故郷を離れて、日本を離れて、自分がどれだけ色んな人に支えられてきたのかを今はたくさん理解している。
確かにその人自身に直接恩返しをできればベストだけど、できないこともたくさんある。
例えば、親から受けた恩なんて数え切れないくらいあるが、今、親にそれを返すことは正直難しかったりもする。
部活や仕事で助けてくれる先輩上司なんかもいるんじゃないかな?けどその人にいますぐ何かを返せない人ってのがほとんどだと思う。
だって、余裕がある人たちが、ない人たちを助ける状況の方が圧倒的に多いから。
そして何より、親だって、先輩、上司だって、恩返し期待して助けてないと思う。
頑張ってる姿見て、応援してくれてるんだと思う。
だから、今は返せないなら返さなくて僕はいいと思う。
ただ自分が親になったとき、先輩、上司になった時。やっぱり同じように自分の下の人に何かをしてあげれる人になりたいって思う。
そしてさらに余裕ができれば、直接恩返しできれば最高だしね。
そうやって人の恩は巡っていくのかなって旅から学んだ。
まとめ
みんなも身近な人から優しくしてあげて、余裕あったら旅人にジュースの一本でもあげてください。それだけで今日も旅人は元気に旅ができます!!
したっけ!!!
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