オーストラリアのワーホリでは他の国ではない特別な制度があります。それは2nd visaの制度です。ご存知の通り、特定の仕事を８８日間こなすと、もう1年続けて滞在できるという最高の制度です。そしてこの特定の仕事というのは何種類かあり、基本的には第一次産業に関連した仕事であることが多く、大多数の人が働くのはファームジョブになります。
ワーホリをやっている人からすれば相当気になる情報だと思うのでわかる限りでまとめて見ました。
ファームの基本情報
ファームはフルーツから野菜までもちろん様々で、地域や場所によって育ててるものが違います。自然が相手の仕事なので、毎年決まった量が取れることが決まっているわけでもなく、天気によって仕事が左右されます。そのため仕事がある程度得れなくても大丈夫なように、お金に余裕を持って行動することをオススメします。
給料は歩合制と時給制があり、基本的にピッキングなどは歩合制で、室内でやるパッキングなど仕事は時給制になることが多いです。
室内で直射日光に浴びずに時給制でやれる仕事が、やはり一番いいと言えるでしょう。しかし、中にはピッキングで週10万以上稼ぐ人もいます。
ファームの外れは半端じゃない
これはまず初めに言っておきますがファームで稼いだ！出稼ぎワーホリ！とか言われていますが、この待遇はそれぞれのファームで全く違い、場所によってはただの奴隷のように働かされることもあります。
私が初めて行った場所は、日豪プレスで見つけたバンダバーグのいちごファームだったのですが、ピッキングシーズンで週平均600ドル稼いでます！
と言われて行ったら、まだピッキングは始まってもなく1日中中腰で土をいじくって40ドルしかもらえず、部屋は３人部屋で消防法の関係で、ベットルームに対してのベットの数が決まっており、ベットを置けないからと床に寝させられて週120ドルrentで払っていました。ふざけるなと喧嘩になり、3日でやめました。
次に行ったファームは、そこから歩いていける距離に大きなトマトファームがあったので、そこに直接行って雇ってもらいました。時給制で22ドル、トマトのパッキングを室内でする工場での勤務になりました。rentは180ドルで４人部屋だったのですが、週５で働けば相当稼げるのでそこに期待し、働き始めました。
しかし！そこの寮は、３棟に100人以上寝泊まりできる、かなり大きな場所でした。1日に必要な人手は30~40人、だから半分くらいは休みになるわけです。つまり、そこは必要以上に人を雇い、家賃で稼ぐ不動産ビジネスを半分していたわけです。
案の定6日連続休みをくらい収入はマイナスになり、休み明け2回目くらいの仕事の時に、工場で流れが止まったのを自分のせいだと工場長に言いがかりをつけられました。溜まってた怒りも含めて工場長とその場で言い合いになり、ボスまでくる問題に発展し、結局大喧嘩の末、無理やり自分のせいにさせられました。ちゃんと働けるかと聞かれましたが、『誰がこんなクソなところで働くか馬鹿野郎』と捨て台詞をはきながら、グローブを叩きつけてその場で辞めました。
イキリすぎたせいでそのあと、ブチギレたボスが今日中に寮を出てけと強制退居命令を言われて、内心1泊だけお願いしますと思ったが、
『そのつもりだわ！！』とさらにいきってしまった僕は、夜の7時からパッキングを始めて、歩いていける距離に宿泊施設もなくホームレスを覚悟しました。
しかし救いの手もあるもので、仲良くしていた台湾人が知り合いの家を紹介してあげると言われて、ビザなしの不法滞在者たちが集う秘密の家の地下から出ないことを条件に地下室に3日間ほど、かくまってもらったのは今となっては良い思い出です。
tomato backpackers いつか金持ちになったら会社買収して全員解雇してやる。
良いファームを探す方法
知り合いから教えてもらう。
やはり実際に知り合いが働いている、働いていた場所がいいです。給料面・待遇面などリアルな情報がもらえるので、事前に聞いていたのと違う！といったことを避けれます。ワーホリをしている友達とは全員でファーム情報をシェアしましょう。特に韓国人、台湾人たちの情報ネットワークは凄まじいので、是非仲良くしましょう。
車で探す。
街での仕事探しと一緒で実際に行って見て、待遇面を直接オーナーと確認するのがいいです。もし納得できなければすぐに辞めて次の場所へとできるので気にいる場所を見つけることができます。またオーストラリアの農場は、超田舎にあることが多いので、車を持っていて労働者たちの送り迎えをすることでガソリン代など別途でもらえることもできます。車がないとスーパーまで歩いて1時間なんてことも場所によってはあり得ます。
2ndをとって2年間滞在するならば僕は強く車を買うことをオススメします。車を持つだけでワーホリの中身がガラッと変わりますし、オーストラリアを車で旅行するのは正直めちゃくちゃ楽しいです。
英語情報で探す。
日本語情報でネットで探すと、どうしてもアジア人がオーナーのところが多く、待遇が悪いため、僕が経験したようなファームに当たることが多くなります。これは日豪プレスなどに載っている英語情報でも一緒です。
ローカルの情報で探すのが一番良いので、gum treeというサイトを活用しましょう。
ハイシーズンの少し前に行こう
ハイシーズンの稼げる時期のピークに、そこに行こうとしても定員オーバーで仕事に就けないことがほとんどです。必ずハイシーズンの少し前に行き、仕事をゲットし、最初はあまり稼げなくても我慢し、ハイシーズンでしっかり働くことを意識しましょう。
オススメのファーム、フルーツ
僕が今まで見聞きしたオススメのファームとフルーツをいくつか列挙しておきます。
Evergreen farm
ここは僕が実際に働いたところです。QLDの Emeraldという町にあるグレープファームで、ピッキングシーズンにはめちゃくちゃ稼げると噂で、ハイシーズンで出戻りするために、空いてるシーズン前にコネを作るためにきました。
シーズン前だったので、枝をワイヤーに巻きつける仕事で週500程度稼いでいました。巨漢な黒人たちは、pullingというなんか枝とかひたすら引っ張ってちぎる仕事で、週1200ドルくらい稼いでましたが、しんどすぎるのでガテン系以外にはオススメしません。
事情があり、ピッキングシーズンでここに僕が戻ることはなかったのですが、何度も出戻りしてた人の話ではピッキングシーズンは11月の2−３週目からクリスマスくらいまでで、遅い人でも週800は行くといってました。出戻りの韓国人の話では週1300くらい、昨年に稼いでいたようです。
農場はとんでもなくでかく毎朝集合場所にバスがきて、その日にやるセクションまでバス移動をします。
ここの注意点は、寮はあるのですが車がないとスーパーの買い出しもいけず、最初に自炊道具を全て自分で買わなくてはいけません。僕は、買い出しに行く台湾人に乗せてもらってましたが、毎回すごく嫌な顔をされていました。あとネットもなく部屋には汚いベットが１つあるだけです。日本人はほとんどいませんので、英語環境は確実に作れます。支払いは、TAXありでもなしでもどちらでもしてくれるので、セカンドが必要ならちゃんとTAXで払うようにお願いしましょう。
もし、車があってQLDでファームをされていたらオススメです。ピッキングでは確実に稼げます。
もし興味があれば、スーパーバイザーのFacebookを知っているので、インスタからメッセージくれたら個人的に教えますので仕事はゲットできると思います。
2PH
ここは同じemeraldにあるグレープファームなのですが、エメラルド内では伝説のファームです。なんでもピッキングシーズン６週間くらいで100万円稼いだという噂を聞きました。友達の友達の話で尾びれはついてる可能性はありますが、本当に稼げるとエメラルドで働いてる人たちはみんな言っていました。仕事を得るには直接ここに行って、アプライ用紙に記入し、仕事が決まれば向こうから連絡が来るようです。しかしそのウェイティングの人数は100人を超えるようで、実際に私の知り合いで働いた人はいません。もしエメラルドの近くにいて、車を持っているなら是非トライしてみてください。働いたことある人がいれば、是非情報教えてください。
Tully
これは、tullyというQLD内の町の名前です。タリーのバナナファームは有名で、友人も働いていました。力仕事ではあったが、週700-800弱稼いでたそうで仕事内容もいくつか分かれていて、力仕事以外もあるようです。ここの強みは何と言っても年中仕事があることでしょう。
チェリー、アップル、ブルーベリー in タスマニア
チェリーとアップル、ブルーベリーのピッキングは、タスマニアで多いようで、ハイシーズンは1000ドル近く稼げてたとヨーロッパ人の友人が言っていました。こちらは結構有名な話のようです。
ハイシーズンに行っては間に合わないようで、少し早めに行ったほうが良いそうです。
いかがでしたか？
オーストラリアのファームは無数にあり、同じ食物を同じ地域で育てていても、隣同士のファームというだけで、倍近く給料が変わることもあります。去年まで稼げていたと言われてもその年の出来高によって、給料が下がることももちろんあります。やはり、季節バイトと言えばそれまでなので、できるだけ現地に行って聞いた生の情報を頼りに動くようにしましょう。セカンドを頑張ってとって楽しいワーホリライフを！
したっけ！！
オーストラリアの写真載せてます！
良ければフォローしてください。
